Oct 09, 2009

データ復旧の問題と、日頃の対策について

データ復旧は、失われたデータを復活させるものであり、以前存在していたデータをコンピュータに復元することです。実際には、データ復旧の問題は、ソフトウェア側の問題もあり、ハード自体の問題もあるため、必要なデータはいつもバックアップとして他のメディアに保存することが必要になります。。コンピュータの修復もそのようなデータの復旧を扱う場合もあるようです。
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 ASUSTeK Computerが満を持して投入する“変形合体”Android 3.0タブレット「Eee Pad Transformer TF101」が、2011年6月25日にいよいよ発売される。

【タブレットとノートの“いいとこ取り”「Eee Pad Transformer TF101」の拡大画像や他の画像】

 10.1型ワイド液晶搭載のAndroid 3.0タブレットと着脱式のモバイルキーボードドックを組み合わせることで、タブレットスタイルとノートPCスタイルの2つの使い方を状況に応じて選択できる“トランスフォームスタイル”の採用が特徴だ。

 すでにPC USERでは試作機(Android 2.2搭載)でのフォトレビューと、製品発表会の模様をお伝えしたが、今回は発売前に実機を入手できたので、改めて各部をチェックしていこう。

●手軽に着脱できて使いやすい「モバイルキーボードドック」

 まずは他機種との大きな違いとなるモバイルキーボードドックに注目だ。タブレット本体を装着すると、文字通りクラムシェル型のミニノートに変形する。この状態で液晶を閉じて2つ折りにすれば、ミニノートPCそのもののスタイルで持ち運ぶことができ、外出先で液晶を開いてキーボードから入力するといった操作がスムーズに行える。専用設計だけあって、デザインはタブレット本体と細部まで共通化されており、この製品について知らなければ、多くの人がノートPCだと勘違いする(分離するなんて思わない)だろう。

 モバイルキーボードドックの装着は非常に簡単だ。キーボードの上部にタブレット本体を装着するスロットと接続端子が設けられているので、タブレット本体の端子の位置を合わせて、グイッと差し込めばよい。タブレット本体が正しい位置まで差し込まれると、スロットの手前にあるロック用レバーが右側にスライドして固定される。モバイルキーボードドックの取り外しもスムーズだ。ロック用レバーを左にスライドさせた後、タブレット本体を引き抜けば、すぐにタブレット単体で使えるようになる。

 タブレット本体はガッチリ固定されるので、パームレストを持ったまま、本体を多少揺らしたくらいではビクともせず、移動中にタブレット本体が分離してしまいそうになることはない。スロットのヒンジ機構もよくできており、画面のチルト角度をしっかり調節できることに加えて、液晶を閉じていくと、直前でパタンと閉じて、タブレット本体とモバイルキーボードドックがきれいに折り重なる。まさに、ラッチレスのノートPCと同じ使い心地だ。

 あまりに自然な挙動なので見落としがちだが、電源オンの状態でも問題なくキーボードの着脱ができ、しかもキーボード認識の待ち時間がなく、即座にキーボードでの入力が行えるのはありがたい。例えば、タブレット単体でメールを受信し、まとまった返信を書くことになったら、メールを見ている状態のままモバイルキーボードドックを装着して、すぐにキーボードからの文字入力を開始できる。メールを送信後、すぐにモバイルキーボードドックは外して、再びタブレット単体でコンテンツを閲覧するといった柔軟な運用が可能だ。キーボード取り外しの際も、処理に待たされるようなことはない。

 キーボードの着脱がキモとなる製品なだけに、その使いやすさや反応のよさはさすがによく考えられている。

●Android用にカスタマイズしたキーボードの使い勝手は?

 モバイルキーボードドックのキーボードは日本語87キー仕様だ。標準的なJIS配列がベースとなっているが、Windows PC用ではないため、Windowsキーや最上段のF1〜12、Deleteといったキーは省かれている。その代わりとして、最上段と最下段に各種ショートカットキーを用意することで、Android 3.0を使いやすくしているのはうれしい。

 最上段のキーは左から、戻る、無線LANオン/オフ、Bluetoothオン/オフ、タッチパッドのオン/オフ、輝度下げる、輝度上げる、輝度調整の自動化オン/オフ、スクリーンキャプチャ、Webブラウザ起動、設定画面起動、AVコントロール(戻る、再生/一時停止、進む)、スリープといった構成だ。最下段にはホーム、検索、リスト表示のショートカットキーを用意している。

 キーボードのデザインは、キートップがキーボードベゼルから露出したアイソレーションデザインを採用する。実測値で主要キーのキーピッチは約17.5ミリ、キーストロークは約2ミリだ。キーレイアウトに無理な詰め込みがないことに加えて、キートップのふらつきやキーボードユニットのたわみはなく、しっかりと底に当たる感覚があり、少し柔らかめのタッチながら、押下時に適度な反発があるので、総じて入力はしやすい。キー入力時の音が静かな点も好印象だ。

 ただし、Backspaceキーの直上にスリープキーがあるので、試用中は文字を修正しようとして、間違ってスリープキーを押してしまい、意図せず画面が消えてしまう、といったミスを数回繰り返してしまった。このキー配置はできれば変えてほしかったところだ。また、これは仕方ないことだが、F1〜12キーを使ったショートカット操作が手癖になっているようなユーザーは、最初は戸惑うかもしれない(もちろん、Ctrl+C/X/Vといったショートカットは使える)。

 日本語入力ソフトは、ケータイやWindows Mobile端末で実績のある富士ソフトの「FSKAREN for Android」を採用する。予測変換や学習機能、顔文字、定型文の入力などに対応し、入力設定の細かなカスタマイズも可能だ。

 キーボードで文字を打つと、即座に予測変換の候補が画面下に表示されるため、カーソルキーの操作や画面へのタッチで候補を選択しながら、文字入力を進めていく。もともとが携帯端末向けの日本語入力システムなので、細かく変換しながら文字入力をする必要があるが、ソフトキーボードのみのタブレットと比較して、長文入力の作業効率は段違いに高いことは間違いない。

 ちなみに、タブレット単体で文字を入力する場合は、FSKAREN for Androidのソフトキーボードを利用する。ソフトキーボードは、QWERTYキーボード入力、テンキー入力、手書き入力の3パターンが用意されており、切り替えながら入力することが可能だ。

●PC感覚で使えるマルチタッチ対応タッチパッド

 タッチパッドは、キーボードのホームポジションの直下より、少し右寄りに配置されている。タッチパッドのサイズは81(横)×39(縦)ミリと、このボディサイズでは十分広く、サラサラとした手触りで指の滑りがよい。タブレット本体をモバイルキーボードドックに装着すると、画面上にはPCで見慣れた矢印のポインタが表示され、Windowsのデスクトップに近い感覚でレスポンスよく操作が行える。

 タッチパッド下のボタンは一体成形だが、実は左右の2ボタン式だ。Android 3.0に右クリックの操作はないので、右ボタンは「戻る」の動作に割り当てられてる。これがくせ者で、慣れると便利なのだが、最初のうちはWindowsの習慣で思わずアイコンを右クリックしてしまい、ホーム画面に戻されるということが何度かあった。

 ボタンは光沢仕上げなので、指紋が目立ちやすいものの、しっかりした作りだ。ストロークは浅めで、適度なクリック感があり、押下時にボタンがふらついたりすることもなく、きちんと押せる。

 なお、タッチパッドは一部でマルチタッチ操作もサポートしている。Webブラウザなどでは指2本を上下に滑らせることで、上下方向の慣性スクロールが可能だ。また、Android 3.0は5つのホーム画面を備えるが、ホーム画面で指2本を左右に滑らせると、ホーム画面間を移動できる。しかし、画面に直接タッチする場合は左から右になぞると左へスクロールするのに、タッチパッドを指2本で左から右になぞると右へスクロールする(逆方向に移動する)のは気になった。

 もっとも、現状でここまで完成されたハードウェアキーボードとタッチパッドを備えたAndroidマシンは見当たらない。改善の余地はあるが、Androidタブレットの入力環境としては非常に強力だ。

●モバイルキーボードドックで拡張性も強化

 モバイルキーボードドック装着時は、本体サイズが271(幅)×185(奥行き)×28(高さ)ミリ、重量は約1.3キロ(モバイルキーボードドック単体は約640グラム)となる。実測での重量は1332グラム(モバイルキーボードドック単体で641グラム)とほぼ公称値通りだった。

 タブレット本体を差し込むスロット部分が出っ張ることもあり、ミニノートPCとしては少し厚くて重くなるが、モバイルキーボードドック側に各種インタフェースや拡張バッテリーを内蔵しているため、その恩恵は大きいといえる。

 モバイルキーボードドックの側面には、2基のUSB 2.0ポートとSDHC対応SDメモリーカード/MMCスロット、ACアダプタ/PC接続端子を配置している。USBにはストレージのほか、マウスなども接続して利用可能だ。USB 2.0ポートにはマグネット付きのカバーが用意されており、非使用時はカチッと閉まる。タブレット本体には、microSDHC対応microSDメモリーカードスロットとミニHDMI出力、マイク/ヘッドフォン兼用端子も備える。

 USBストレージやメモリカードを接続すると、直ちに認識されて画面右下に通知され、それぞれのアイコンをタップ(クリック)すると、プリインストールのファイル管理ソフト「ファイルマネージャー」でデータのコピーや移動、削除が行えるようになる。USBストレージやメモリカードを取り外すときは、通知領域の専用アイコンを押せばよい。

 モバイルキーボードドックのタッチパッドで操作していると、PCのように複数のウィンドウを同時に開いてドラッグ&ドロップできないことに少々もどかしさを感じるが、そもそもAndroid 3.0は標準でファイラーを搭載していないため、最初からファイル管理の手軽な方法が提供されているのは、当たり前なようでいて、実は便利なポイントだったりもする。

●2つのバッテリーで長時間駆動を実現

 モバイルキーボードドックにはリチウムポリマーバッテリーも内蔵されており、ノートPCスタイルで携帯すると長時間駆動が可能になる点は見逃せない。モバイルキーボードドックを装着すると、タブレット側の内蔵バッテリーに充電されるため、バッテリーチャージャーとして利用することも可能だ。

 タブレット単体のバッテリー駆動時間は約9.5時間と不満のないスペックだが、さらにモバイルキーボードドック装着時は約16時間もの長時間駆動が行えるとしている。バッテリー充電時間はタブレット単体で約4時間、モバイルキーボードドックとセットでは約7時間だ。

 ここでは試しに、バッテリー駆動時間をテストしてみた。テストはバッテリーが満充電の状態で、バックライト輝度を最大値、無線LAN/GPS/Bluetoothをすべてオンに固定し、MPEG-4 AVC/H.264のフルHD動画(映像5Mbps、Baseline Profile L4.1、音声AAC)をバッテリー切れまで再生し続けるというものだ。余談だが、Android 3.0ではBaseline Profile以外(High/Main Profile)のMPEG-4 AVC/H.264動画をサポートしておらず、実際にHD動画を再生しても、コマ落ちが激しく再生は困難だった。

 さて、バッテリーテストの結果はタブレット単体で5時間46分、モバイルキーボードドック装着時で10時間35分だった。公称値よりかなり短いとはいえ、かなり厳しい条件でのテストなので、一般的な使い方ではもっと長く動作するはずだ。特にモバイルキーボードドック装着時のバッテリーの持ちには安心感があり、1〜2日程度ならば充電を気にせず使えるだろう。

 なお、モバイルキーボードドックにバッテリーを内蔵したことで、より長時間の駆動に対応できることに加えて、タブレット本体を装着した状態での安定感が増し、液晶を後ろに傾けたときにタブレット側の自重で後ろに倒れたりしないのは、よく考えて作られていると感心する。

 付属のACアダプタ(5ボルト/2アンペア出力、15ボルト/1.2アンペア出力)は、実測でのサイズが28(幅)×53(奥行き)×41(高さ)ミリ、重量がケーブル込みで87グラム(本体のみ65グラム)と小型軽量なので携帯しやすい。

 ACアダプタはUSBで接続する仕様で、付属のケーブルを使ってタブレット本体のほか、モバイルキーボードドックにも直接つなぐことができる。モバイルキーボードドックは単体での充電も可能だ。付属のケーブルでPCとUSB接続すると、PC上でタブレットとデータのやり取りができるが、タブレットへの充電は行えず、充電にはACアダプタが必要だった。

●厚さ12.98ミリ、重量約680グラムのタブレット本体

 10.1型ワイド液晶を搭載したタブレット本体は、サイズが271(幅)×177(奥行き)×12.98(高さ)ミリ、重量が約680グラムだ。実測での重量は681グラムと公称値通りだった。

 ほかのAndroid 3.0タブレットと比べた場合、10.1型ワイド液晶搭載の「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」は本体サイズが249(幅)×167(奥行き)×12.9(高さ)、重量が約700グラム、8.9型ワイド液晶搭載の「Optimus Pad L-06C」は本体サイズが243(幅)×150(奥行き)×12.8〜14.1(高さ)ミリ、重量が約620グラムとなっており、薄さと軽さは十分だが、フレーム部分がやや厚い。しかし、モバイルキーボードドックとの接続を考慮すると、フレーム部分に幅が必要なので、これは納得できる部分だろう。

 タブレット本体のデザインも凝っており、黒いフレームの外側にブラウンのメッシュとメタルフレームが露出し、ほかとは違ったルックスにまとめているのは好印象だ。裏面も無粋な継ぎ目などは一切なく、全体にディンプル加工を施すことで、指紋が付きにくく、サラッとした手触りに仕上げている。モバイルキーボードドックのデザインも共通化され、パームレストは落ち着いたメタリックカラー、裏面はこれまた継ぎ目のない同様のディンプル加工でそろえており、デザインへの注力も並々ならぬものがある。

●不満のない基本スペック、独自ソフトも搭載

 基本スペックは、現状のAndroid 3.0タブレットとして標準的なラインだ。CPUにデュアルコアのNVIDIA Tegra 2(1.0GHz)を採用。メモリは1Gバイト(LPDDR2-600/増設不可)、ストレージはeMMC(embedded Multi Media Card)準拠のNANDフラッシュメモリを32Gバイト搭載する。

 念のため、Androidでよく利用されているベンチマークテストアプリの「Quadrant Professional Edition」を実行したが、大体ほかのAndroid 3.0+Tegra 2タブレットと同レベルの結果となった。テスト結果は5回実行した平均値だが、Quadrantはかなりスコアのバラツキが大きいテストなので、100や200のスコア差が体感の違いとなって現れることはまずない。結果は参考程度に見てほしい。

 なお、ベンチマークテスト終了後にネット動画の再生やシステムに負荷をかけるような使い方を連続して行ったが、タブレット本体の発熱は抑えられ、裏面が少し温かくなる程度だった。もちろん、モバイルキーボードドックにCPUなどのパーツはないため、長時間の利用でもクールに保たれる。

 液晶ディスプレイは1280×800ドット(アスペクト比16:10)表示の10.1型ワイドパネルで、広視野角のIPS方式、10点マルチタッチ対応の静電容量式タッチパネル、剛性の高いゴリラガラスといった特徴を持つ。ディスプレイの視認性は高く、タッチ操作のレスポンスも良好で不満はない。

 サウンドチップはWolfson WM8903を採用し、ステレオスピーカーとデジタルマイクも内蔵。サラウンド技術の「SRS Premium Sound」もサポートする。

 カメラは正面(120万画素)と背面(500万画素)に配置。通信機能はIEEE802.11b/g/nの無線LANとBluetooth 2.1+EDRを内蔵する。GPS、電子コンパス、外光センサー、加速度センサー、ジャイロスコープといった、最近のタブレットでおなじみのセンサー類も一通り網羅している。

 ソフトウェア面では、先に触れたファイルマネージャーや日本語入力ソフトのほか、独自のアプリも用意した。Webストレージ(MyContent)、リモートデスクトップ(MyDesktop)、マルチメディアコンテンツ配信サービス(@Vibe)にアクセスするための「MyCloud」、家庭内ネットワークのDLNA対応機器やPCと映像/音楽コンテンツの共有が行えるDLNAサーバ/クライアント「MyNet」、電子書籍を整理するための「MyLibrary」といったアプリを備える。電子書籍関連では、オンライン電子書籍ストア「BookLive!」の専用アプリ「Booklive!Reader」も提供されている。初期状態でなかなか充実したソフトウェア環境がそろっているといえる。

 さらにMicrosoft Office互換アプリの「Polaris Office」も標準搭載しており、Word、Excel、PowerPointのファイル閲覧や編集に対応する。ただし、フォントはひらがなとカタカナがゴシック体なのに、漢字だけ明朝体になるなど見た目がよくないほか、キーボード入力が正確にできない場合があるなど、使い勝手はいまひとつだった。簡易的なOffice文書のビューワーとして使うぶんにはよいが、顧客や大事な相手に見せるには、PDF化して電子書籍アプリや別のビューワーで表示したほうが見栄えがよいだろう。

●タブレットとノートPCの強みをうまく融合

 Eee Pad Transformer TF101の最大の魅力は、やはりモバイルキーボードドックを組み合わせることで、ノートPCのように運用できることだ。文字入力が快適になるのを筆頭に、2基のUSBポートやSDメモリーカードスロットが利用可能になり、バッテリー駆動時間も大幅に延びるなど、装着時のサイズや重量の増加を補って余りあるメリットがある。最初からモバイルキーボードドックも含めて設計されているため、装着時の全体的なデザイン、使い勝手ともに高い一体感が得られる。こうした点にひかれるならば、強くおすすめできる1台だ。

 また、タブレット単体で見た場合もよくできており、ほかのAndroid 3.0タブレットに見劣りする部分はなく、ソフトウェア環境も含め、完成度はなかなか高い。海外ではタブレット単体でも販売されているため、こちらも手は抜いておらず、細部までしっかり作り込まれている。準備が整い次第、Android 3.1にアップデートする予定と公式にアナウンスしているのも頼もしい。

 価格は5万9800円とされており、モバイルキーボードドックの付加価値を考慮すると、コストパフォーマンスは十分高い。AndroidタブレットはiPadへの対抗意識から、結果として見た目も中身も画一的な仕様になりがちだが、そうした中でEee Pad Transformer TF101は、Android 3.0+Tegra 2による高速な起動やレスポンスと、ノートPCならではの使い勝手のよさがうまくブレンドされ、ほかのタブレットにはない魅力を獲得できた貴重な存在といえる。


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