Mar 21, 2009
看護師求人を探している私は、
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大切な家族や思い出の詰まった自宅を失った人々は、つらい心境を打ち明ける。宮城県山元町の無職、会田正始さん(64)は気仙沼市にいた妻と息子を亡くし、自宅も全壊し職も失った。「日がたつたびに家族を思い、将来を思って不安になる」と話した。岩手県大船渡市の無職、斎藤満さん(68)は「明治29年と昭和8年の津波でも被災しなかったのに、今回は自宅がのみ込まれ悔しい」。
避難者の先行きは不透明だ。岩手県宮古市の無職、山田ヨウ子さん(72)は自宅が全壊し落ち着き先が決まっていない。息子(44)が失業し生計は年金と娘(40)の収入が頼りで「いくらかでもお金の援助をしてほしい」。宮城県気仙沼市の主婦、渡辺友子さん(57)は「確かな収入のあてがなく、残された人も地獄」と話した。
子どもたちの教育も心配の種だ。岩手県陸前高田市の会社員、金野順一さん(48)は「中学1年の長男と小学1年の長女は震災がトラウマにならないか心配」と言う。宮城県女川町の会社員、遠藤忠志さん(52)は「小学生と中学生の子供は宇都宮市に移り、自分も移る予定。できればこっちで暮らしたいが、学習時間の確保も難しいだろう」と話す。
◇「1人では余震が怖い」
地元が復興できるかどうかは、答えが拮抗(きっこう)。大船渡市の漁業、細川周一さん(59)は「我々の仕事場は海しかない。国や県は手厚い支援をしてほしい」と期待する。宮城県亘理町のイチゴ栽培、鞠子直子さん(53)は「もう一度イチゴを作りたい」と語った。一方、女川町の元船員、木村悟さん(61)は「水産業が盛んだった街は壊滅し、船、市場、工場すべてがだめになった」と復興の困難さを口にした。岩手県釜石市の無職、椎名千恵子さん(69)は「もう戻りたくない。今は避難所で皆と一緒だが1人では余震が怖い」と話した。
原発事故のあった福島県の人々は、より先行きが見えない。広野町から石川町の総合体育館に避難するLPガス販売、石井栄作さん(65)は「原発がここまでなるとは思わなかった」。戻って業務を再開したいが、地域に人が戻らなければ商売にならない。
◇「廃炉で何万人か失業」
一方、田村市に避難した大熊町の原発作業員、亀田典夫さん(59)は「原発の仕事しか知らず、廃炉になったら他の原発で働くしかない」と言う。「町は原発に依存してきた。すべて廃炉にしてしまうと何万人かが失業する」と語った。
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藤原喜悦氏 86歳(ふじわら・きえつ=東京学芸大名誉教授)8日、肺炎で死去。告別式は近親者で済ませた。
村田経和氏 80歳(むらた・つねかず=学習院大名誉教授・ドイツ文学)11日、膵(すい)管内乳頭粘液性腫瘍で死去。告別式は近親者で行う。喪主は妻、インゲボルクさん。
食品衛生法の暫定規制値を超える放射性物質が検出されたとして政府が13日、福島県16市町村で露地栽培されている原木シイタケの出荷制限を指示したことに、福島県側が反発している。
制限区域の決め方に関する明確な説明がないなどと、政府の対応に疑問を呈している。
出荷制限の対象になったのは、伊達市、相馬市、南相馬市、田村市、いわき市、新地町、川俣町、浪江町、双葉町、大熊町、富岡町、楢葉町、広野町、飯舘村、葛尾村、川内村。
県側は急きょ、記者会見を行い、「今回の指示について疑義がある。国に見解を求めたい」などとした。県によると、このうち実際に放射性物質の測定が行われたのはいわき市、伊達市、新地町、飯舘村の4市町村のみで、残りについては「放射線の影響や避難区域などから総合的に判断した」とだけ伝えられたという。
未曽有の被害をもたらした東日本大震災。避難者100人を対象にした毎日新聞のアンケートからは、今後の生活設計を描けない避難者たちの苦悩が浮かぶ。自宅の再建や生計の維持など不安は尽きないが、多くの人は元の生活に戻れる日を信じ、避難生活を過ごしている。
避難所生活が1カ月を超え、アンケートからは物資不足の状況が解消しつつある一方、避難所によって生活格差が生じ始めていることもうかがえる。
◇いまだ「何日かに1食」「全くない」
温かい食事を3食取れているとの回答は7割近くあり「全国から食糧、衣類の支援を受け、本当にありがたい」など支援の広がりに感謝する声が目立った。だが「何日かに1食」と「全くない」が依然として計6人。福島県いわき市の避難所にいる船員、猪狩光男さん(64)は「食事はいつもパン」。宮城県石巻市の水産加工業、藤原勝正さん(60)も「野菜が少ない」と栄養不足を訴えた。
生活格差を懸念する意見も目につく。岩手県陸前高田市の公民館に避難するクリーニング業、石川久美子さん(61)は「小さな避難所なので中心部の大きな避難所に比べ復旧が遅い」と回答。今も明かりはロウソクや懐中電灯で、調理も沢水を使うという。宮城県南三陸町の避難所にいる漁協職員、三浦幸子さん(59)は「電気がない。水がない。川の冷たい水で洗濯せざるを得ない」と答えた。
高齢者など要援護者のケアも十分でない。岩手県宮古市の無職、大沢恵美子さん(62)は車椅子の姑(しゅうとめ)と宮古市内の体育館で避難生活を送る。体育館2階ギャラリーに更衣室ができたが、姑は利用が難しい。周囲の避難者が介護に協力してくれているのが救いという。
福島県会津若松市に避難している同県南相馬市の商店経営、佐藤トキ子さん(68)は入院中の夫が新潟県の病院へ転院した。「原発の問題が長引けば、病院との往復交通費や医療費などさまざまな問題が生じる」と話した。
◇「情報」ほしい
今一番ほしいもので「情報」と回答した人も多かった。陸前高田市の避難所にいるカキ養殖業、佐藤一男さん(45)は「薬の有無や病院の診察情報など不確実な情報が多い。仮設住宅の申し込み状況など次につながる情報を得ることで不安は少なくなる」と答えた。
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